天下堂

ブログブログ

ブルーライトと眼鏡レンズ2012.10.05

一昨日の「紫外線」に関するブログの続きのような内容を書かせていただきます。(そのブログは こちら

今回は最近何かと話題の「ブルーライト」について私なりの言葉でお伝えさせていただきたいと思います。
紫外線は目に見えない光とお伝えさせていただきましたが、目に見える光の中にもいろいろあります。
その目に見える光にはチカチカして眩しく感じる光があります。この一種がブルーライトと呼ばれます。

眩しく感じるような光と言うとあまり良い印象ではありませんが、ブルーライトは悪いことばかりではなくて体内時計を補正するような役割があるというのです。例えば海外旅行に行ったときに太陽の光を浴びることによってこのブルーライトが目に入ります。すると現地時間で夜になればちゃんと眠くなるように身体が働くようになります。

ただ、問題はこのブルーライトは太陽だけてはなくパソコンやケータイなどのLEDをバックライトに使う画面からも発せられるのです。チカチカした眩しさは見辛さや疲れ目の原因になりますし、前述のように体内時計に作用するという研究結果がありますので、長時間のPC作業などは睡眠障害を引き起こす可能性もあるのです。

そこで各レンズメーカーは数年前からブルーライト対策用レンズを開発して販売しています。
通称「ブルーカット」と呼ばれるそれらのレンズの特徴として全て色付レンズとなります。
最近では「ほぼ無色」のレンズもありますが、わずかにブラウン系の色が付きコーティングがミラーのように反射する特性があります。

ブルーライトを防ぐ効率を上げる為にはレンズをある程度濃くする必要があり、色が薄いほど効果は下がっていきます。実用面から考えるとなるべく薄い色のほうが普段使いし易いと思いますし、機能面から考えるとやや濃いめのほうが体感し易いという矛盾が生まれます。

なので、ブルーカットレンズを選ぶ際には実用面、機能面の両方をふまえた上での決定が大事になるのではないかと思っております。ちなみに、ブルーライトをカットしてしまうレンズをずっと装用していた場合、上記とは逆の意味で体内時計が狂ってしまうかもしれないという心配もありますが、私個人の見解としては眼鏡はレンズと眼が離れているのでその隙間からの太陽光が目に入ればあまり問題ないと思います。