天下堂

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影郎「Adrenalin」完売しました。2012.12.11

販売するための物を創造するのがデザイナー。
自己表現の一つの手段として物を創造するのがアーティスト。

この解釈が正しいのかは分かりませんが
眼鏡を商品と呼ぶのか作品と呼ぶのかは
人それぞれだと思います。

販売するという意味で言えば「たくさん売れる眼鏡」=「優秀なデザイン」と呼べると思います。
多くの人に喜ばれた証ですから。ぜひ継続して作っていただきたい。

自己表現として作られた眼鏡は一方的なメッセージのようであり
たとえ多くの人に喜ばれることは無かったとしても
限られた人に強烈なインパクトを与えてくれることがあるように思います。

「Adrenalin」とは影郎デザインワークスが作った丸眼鏡。
もしも松田優作が生きていたら掛けて欲しかったという想いが込められた作品でした。

現在ブランド側にも在庫が無いようですし今後再製作の話も聞かないです。
本日、最後の1つをお客さんにお選びいただいてから何だか淋しくなってしまいました。
いままで当店で沢山販売したわけでもありませんが、もう一度作ってもらえたら嬉しいなって思います。

(写真:影郎デザインワークス/JAPAN  モデル/Adrenalin 私物)